FreeScout

Help Scout・Zendesk の代替。PHP 製で共有サーバーでも動く、メール中心のヘルプデスク(共有受信箱)

オープンソース代替:Help ScoutZendesk

公式サイト ↗ GitHub ドキュメント デモ

自分のサーバーで動かすなら:メモリ 1GB 以上の VPS で、月額 588円〜(目安) 導入方法と VPS の比較を見る ↓

  • ARM対応
  • Docker対応
  • セルフホスト可
  • 商用利用可
  • 日本語UI

FreeScout は、問い合わせ用のメールアドレスに届いたメールを、チームで分担して返信できるヘルプデスク(共有受信箱)です。IMAP・POP3 でメールを取り込み、SMTP で返信します。Microsoft 365・Google Workspace のメールボックスには OAuth で接続できます。担当者の割り当て、社内メモ、会話の転送・統合・移動、同じ会話を2人が開いたときの警告、自動返信、検索、プッシュ通知に対応し、Android・iOS アプリと PWA もあります。エージェント数・受信箱数・チケット数に上限はありません。

注意点は、Help Scout や Zendesk で標準の機能の多くが、有料の買い切りモジュールになっていることです。例として、ワークフロー(自動化)14.99ドル、ナレッジベース 12ドル、Slack 連携 4ドル、満足度アンケート 8.99ドル、レポート 14.99ドル、タグ 6.99ドル、定型文 4.99ドル、チーム 11ドル、ライブチャット 13ドル、API・Webhook 12.99ドル、WhatsApp 連携 4ドル(別途 1msg.io か Twilio の利用料が必要)です。ライセンスは1つの FreeScout につき買い切りで更新は無期限、返金はできません。モジュールのソースコードも AGPL-3.0 です。シングルサインオンも有料モジュール(OAuth・ソーシャルログイン 8ドル、SAML 10ドル、LDAP 17.99ドル)で、本体だけでは対応していません。

動作環境は PHP 7.4〜8.x と MySQL/MariaDB/PostgreSQL、Web サーバー(Nginx・Apache・IIS)で、公式に CPU・メモリの最低要件はなく、共有サーバーでも動くとされています。Web インストーラーで設定でき、メールの取り込みには1分ごとの cron の登録が必要です。公式の Docker イメージはありません。公式サイトの「Docker Image」のリンク先は、コミュニティ製の nfrastack/freescout(旧 tiredofit/freescout。amd64・arm64)です。FreeScout チームによる公式のクラウド版もなく、Pikapods・Cloudron・Softaculous など第三者のワンクリック導入が案内されています。

日本語対応

UIの日本語化 あり 翻訳ファイル resources/lang/ja.json
日本語ドキュメント 未検出 リポジトリ内に日本語のドキュメントは見つかりませんでした
日本語で調べやすさ Google で検索 ↗ 「FreeScout 導入」で日本語記事を確認

本体リポジトリに日本語の翻訳ファイル resources/lang/ja.json があります(2026-10-21 時点で807項目、うち16項目は空欄か原文のまま。ドイツ語の de.json は833項目で、ja.json にない項目が36あります)。ja.json の最終更新は2026-04-13です。公式の翻訳率は公表されていません。有料モジュールの日本語訳はモジュールごとに異なり、確認できていません。公式の Wiki・サイトは英語です。

※ 日本語の翻訳ファイルの有無はリポジトリを自動で確認しています(翻訳の割合は、ファイルの形式によって計測できないため表示していません)。最終確認:2026/10/22

向いている人・向いていない人

向いている

  • 問い合わせの大半がメールで、少人数で共有受信箱を回したい
  • レンタルサーバー(PHP・MySQL)など手持ちの安いサーバーで動かしたい
  • エージェント数で毎月課金されるのをやめ、必要な機能だけ買い切りで足したい
  • Help Scout に近い画面・使い方のまま自社で管理したい

向いていない

  • ワークフロー・ナレッジベース・レポート・Slack 連携などを無料で使いたい(いずれも有料モジュール。返金不可)
  • チャット・SNS・LINE をまとめて受けたい(ライブチャットや WhatsApp は有料モジュール、LINE はモジュール一覧にない)
  • シングルサインオンを標準機能で使いたい(OAuth・SAML・LDAP はすべて有料モジュール)
  • 公式の Docker イメージや公式クラウドで運用したい(どちらもない)

最近の更新

  • 1.8.248
    リリースノート(原文)
    **Added**
    * Conversation split view.
    
    **Fixed**
    * Adjusted "Delete All" action (#5718)
    * Do not send audio notifications when draft is create in Chat conversation.
    * Disable Chat settings in mailbox settings when Chat Mode is not available (#5716)
    * Check access to folder in FolderPolicy::view().
    * Improve handing timeouts and errors on Fetching (#5724)
    * Do not skip `In-Reply-To` and `References` headers when conversation has no customer threads (#5726)
    * Take into account users who can see only assigned conversations in Previous Conversations (GHSA-w3jr-fphw-whgv)
    * Fixed `Helper::normalizeIPv6InUrl()` breaking URLs with a port (#5727)
    * Fixed customer email and company misplaced next to the customer name on mobile (#5728)
    * Fixed null as array key in Arr.php.
    * Optimized `…
  • 1.8.247
    リリースノート(原文)
    **Fixed**
    * Fixed `User::mailboxesIdsCanView()` crash on PHP 8.1+ when mailbox `meta` is NULL (#5719)
  • 1.8.246
    リリースノート(原文)
    **Added**
    * Added Company to customers search filters.
    * Improved customers table view.
    * Updated form styles: larger buttons and inputs.
    
    **Fixed**
    * Take into account strings from `__safe_raw_html()` on Translate page.
    * Keep aspect ratio of shrunk images with inline height in conversation view (#5697)
    * Allow pinch zoom on Android: add `maximum-scale=1` to the viewport meta tag only for non-Android devices (#5698)
    * Conversations list: keep the thread counter visible when the customer name is long (#5699)
    * Fixed conversations list Assignee column width (#5695)
    * Conversations list (mobile): fix the first line of a conversation row (#5700)
    * Fixed thick bottom border of the customer block in conversation on mobile (#5701)
    * Fixed mobile conversation list: subject fader cove…

導入方法(セルフホスト)

必要メモリ1 GB 程度(目安)
導入難易度かんたん
Docker対応
推奨VPSプランConoHa VPS 1GB(月額 588円〜)

nfrastack/container-freescout/examples/compose.yml

# コミュニティ製イメージ(公式サイトの Docker 案内のリンク先)の examples/compose.yml を短くしたもの。FreeScout 公式のイメージではない
services:
  freescout-app:
    image: docker.io/nfrastack/freescout:latest
    volumes:
      - ./data:/data
      - ./logs:/logs
    environment:
      - DB_TYPE=mariadb
      - DB_HOST=freescout-db
      - DB_PORT=3306
      - DB_NAME=freescout
      - DB_USER=freescout
      - DB_PASS=
      - ADMIN_EMAIL=admin@example.com
      - ADMIN_PASS=
      - APP_URL=https://freescout.example.com
    restart: always
  freescout-db:
    image: docker.io/nfrastack/mariadb:11.8
    volumes:
      - ./db:/data
    environment:
      - ROOT_PASS=
      - DB_NAME=freescout
      - DB_USER=freescout
      - DB_PASS=
    restart: always
  1. VPSを契約する ― ConoHa VPS 1GBを選び、OSは Ubuntu を推奨
  2. Docker を入れる ― 多くのVPSはアプリテンプレートから1クリック。無ければ curl -fsSL https://get.docker.com | sh
  3. FreeScout を起動 ― 上の compose ファイルを置いて docker compose up -d
  4. ドメインとHTTPS ― Caddy か Nginx Proxy Manager でリバースプロキシ(Let's Encrypt 自動)。独自ドメインが無ければ XServer ドメイン で取得(PR)

このソフトが動く VPS プラン(必要メモリ 1GB 以上)

サービスプラン月額(目安)
ConoHa VPS 最安 1GB 588円〜 公式サイト ↗
シンVPS 1GB 671円〜 公式サイト ↗
XServer VPS クラウド 4GB 2,068円〜 公式サイト ↗

※ 月額は12か月契約の通常価格(税込・月額換算)の目安です。キャンペーン価格・初期費用は各社の公式サイトで確認してください。PR

VPS を使わずレンタルサーバーで動かす

FreeScout は PHP 製なので、一般的なレンタルサーバーにも設置できます。サーバー管理をしたくない場合は エックスサーバー(月額990円〜・WordPress 簡単インストール対応)のような共用サーバーが手軽です。PR

Help Scout と比べていくら安くなる?

人数Help Scout(年額)FreeScout セルフホスト(年額)差額
1人54,000円7,056円−46,944円
5人270,000円7,056円−262,944円
10人540,000円7,056円−532,944円
30人1,620,000円7,056円−1,612,944円

※ Help Scout は 無料プランあり(ユーザー5人・受信箱1つ・Docs サイト1つ・月100コンタクト)。有料は Standard 1ユーザー月額30ドル(約4,500円・年払いなら月25ドル)、Plus 月54ドル(年払い45ドル)、Pro 月90ドル(年払い75ドル・最低10ユーザー)。AI Answers は解決1件0.75ドル。ドル建てで、消費税の扱いは料金ページに記載なし、セルフホストはConoHa VPS 1GB(月額588円)で試算。運用の手間・バックアップ・ドメイン代は含みません。

自分で入れるのが難しいときは

FreeScout のセルフホストは、VPS の契約・Docker・ドメインと HTTPS・バックアップと、決めることが少なくありません。OSSMatch を運営する合同会社Edel Hearts では、サーバーの用意から初期設定・日本語化・バックアップと更新の仕組みづくりまでをまとめて代行しています。掲載している OSS は、実際に自社のサーバーで動かして確認しています。

FreeScout の導入を相談する ↗相談は無料です。内容を伺ってから、費用と期間の目安をお伝えします。

カスタマーサポートの他のOSSと比較

ソフト★ Stars最終更新日本語UI必要RAM難易度ライセンス
FreeScout(このページ) 4,610 17時間前 あり ― かんたん AGPL-3.0
Chatwoot 38,096 10時間前 97% 2GB ふつう MIT
UVDesk 19,641 2週間前 未検出 1GB ふつう OSL-3.0
Zammad 6,025 1日前 あり 6GB むずかしい AGPL-3.0

カスタマーサポートのOSSをすべて見る →

よくある質問

FreeScout は無料で使えますか?

本体は AGPL-3.0 で無料です。ただしワークフロー(14.99ドル)、ナレッジベース(12ドル)、Slack 連携(4ドル)、レポート(14.99ドル)、タグ(6.99ドル)など多くの機能は有料の公式モジュールです。1つの FreeScout につき買い切りで、更新は無期限、返金はできません。必要なモジュールを合計すると数十ドル〜100ドル以上になることがあります。

日本語で使えますか?

本体に日本語の翻訳ファイル(resources/lang/ja.json)があり、画面を日本語で表示できます。翻訳率は公表されておらず、一部の項目は英語のままです。有料モジュールの日本語訳は確認できていません。公式のドキュメントは英語です。

どんなサーバーが必要ですか?

PHP 7.4〜8.x と MySQL/MariaDB/PostgreSQL が動けばよく、公式に CPU・メモリの最低要件はありません。共有サーバー(レンタルサーバー)でも動くとされています。メールの取り込みには1分ごとの cron の登録が必要なので、cron を使えるサーバーを選んでください。

Docker で動かせますか?

FreeScout 公式の Docker イメージはありません。公式サイトの Docker の案内は、コミュニティが管理する nfrastack/freescout(旧 tiredofit/freescout、amd64・arm64)につながっています。更新はコミュニティ側の対応になる点に注意してください。

Help Scout や Zendesk からデータを移せますか?

公式 Wiki では、第三者の有料サービス Help Desk Migration Service を使う方法が案内されています。移行には有料の API & Webhooks モジュール(12.99ドル)が必要で、カスタムフィールドやタグも移す場合はそれぞれのモジュールも必要です。

カテゴリ:カスタマーサポート

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