FilmCraft
Adobe Premiere Pro の代替。Premiere に近い画面と操作で使える、Rust 製の無料の動画編集ソフト
オープンソース代替:Adobe Premiere Pro
サーバーは不要。パソコン(Windows・Mac・Linux) にインストールして、無料で使えます 導入方法を見る ↓
- ARM対応
- 商用利用可
- 日本語UI
FilmCraft は、Adobe Premiere Pro の操作に近い画面で使えるノンリニア動画編集ソフト(素材を自由な順に並べ替えて編集できる方式のソフト)です。ソースモニターとプログラムモニター、ビン、マルチトラックのタイムライン(素材を時間順に並べて編集する作業欄)があり、3点編集・リップル/ロール/スリップ/スライドなどのトリム、マーカー、ネスト、無制限の取り消しに対応します。Lumetri 風のカラー補正パネル(基本補正・カーブ・カラーホイール・HSL セカンダリ)とスコープ、キーフレーム、エフェクトとトランジション、EBU R128 のラウドネスメーター付きのミキサー、テロップ、字幕トラック(SRT・WebVTT・SCC の読み書き)も備えています。
FFmpeg を使わず、H.264・HEVC・ProRes・AAC などのコーデック(動画や音声の圧縮方式)を Rust で独自に実装しているのが特徴です。書き出しは H.264(MP4)、ProRes 422 HQ、DNxHR、PNG 連番、GIF、WAV などに対応します。Premiere のプロジェクトファイル(.prproj)は README によると現時点では開けず、Final Cut Pro 7 XML・AAF・OpenTimelineIO・FCPXML・EDL を介してシーケンスを持ち込む形です。VST3/Audio Units や OpenFX のプラグインは使えません。ショートカットは Premiere Pro・Final Cut Pro・Avid の配列を選べ、すべての操作を CLI や MCP サーバー(AI とアプリをつなぐ共通規格)経由で AI エージェントから実行できます。
macOS・Windows・Linux・FreeBSD で動くパソコン用のアプリで、ブラウザ版(WebAssembly)もあります。開発元は ArtCraft(storytold)で、2026年9月30日にリポジトリが作られ、その後リリースはほぼ毎日出ています。README は自らを alpha としており、Premiere Pro に対する機能の網羅率を約86%、「実際の仕事で置き換えられる度合い」を約56%と自己評価しています(2026年10月10日時点)。大きな素材での速度や、実際のカメラ・スマホの動画での検証不足も課題として挙げられています。
FilmCraft の検証・解説記事
日本語対応
リポジトリに日本語の翻訳ファイル(crates/ui-egui/src/i18n/ja.tsv、3,587項目)があり、画面を日本語に切り替えられます。日本語表示に使う craft-fonts は公式リリースに同梱されています。README・ドキュメントは英語です。
※ 日本語の翻訳ファイルの有無はリポジトリを自動で確認しています(翻訳の割合は、ファイルの形式によって計測できないため表示していません)。最終確認:2026/10/22
向いている人・向いていない人
向いている
- Premiere Pro の操作に慣れていて、サブスクリプションなしで使える動画編集ソフトを試したい
- 個人の動画やテスト用の編集で、カット・カラー・音声・字幕まで1本のソフトで済ませたい
- Linux や FreeBSD、Windows の ARM 機でも動く編集ソフトが欲しい
- AI エージェントや CLI から編集作業を自動化したい
向いていない
- 仕事の納品物を確実に仕上げたい(2026年10月時点で alpha 版。README 自身が実務での置き換え度を約56%としている)
- Premiere のプロジェクトファイル(.prproj)をそのまま開きたい(現時点では開けない)
- VST3・OpenFX などのプラグインや、After Effects などとの連携を使っている
- Windows・Linux で安定して動くことが必要(README によると macOS より検証が少ない)
最近の更新
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リリースノート(原文)
> [!NOTE] > **FreeBSD aarch64 is dropped from this release.** We had to cut releases, and we cannot build this target within the 5-hour CI limit for any of the Craft apps, so we are dropping it for now. This is a known blocker, flagged for a future fix in storytold/craft-common-actions#39. FreeBSD x86_64 and every other platform are included. ## What's Changed * Skip GPU goldens when Rgba32Float is not renderable by @vbasky in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1315 * [agent] Dialog buttons show the pointing hand on hover by @alexng353 in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1777 * Graphics: an outer stroke with Fill off draws only the ring outside the edge by @marcoarnulfo in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1881 * cli: reject deeply nested dotted parameters be…
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リリースノート(原文)
## What's Changed * fix: preserve individual linked-clip selections through deletion by @haranishi in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1639 * fix(interchange): avoid UTF-8 slice panics in file URLs by @nuclearspike in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1609 * fix(media): preserve Unicode prefixes in image-sequence filenames by @nuclearspike in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1570 * fix(export): prevent nested renderer-pool deadlocks by @earlvanze in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/861 * ci: delegate FreeBSD workflow to craft-common-actions and add nix check by @dylanmtaylor in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/2124 * ci: standardize FreeBSD workflow on shared FreeBSD 15.1 action by @dylanmtaylor in https://github.com/storytold/filmcraft…
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リリースノート(原文)
## What's Changed * Captions: preserve fractional TTML tick offsets by @webdevtodayjason in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1223 * Export: 32-bit integer and 32-bit float audio by @JordyUSA in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1245 * fix(apv): skip oracle tests when ffmpeg predates APV support by @AkashBhat14 in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1257 * test(i18n): skip the Japanese language step when no Japanese font is available (#1251) by @MarekSpodBiedry in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1259 * fix(ui): open the context menu on macOS Ctrl+Click by @gyroninja in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1298 * codecs: import raw ADTS .aac files (#1291) by @LloydNicholson in https://github.com/storytold/filmcraft/pull/1302 * Adjustment layers…
導入方法(インストール)
macOS(Apple シリコン・Intel 両対応のユニバーサル版 dmg)、Windows(x64・arm64・32ビットの msi インストーラーとポータブル版 zip)、Linux(x86_64・arm64 の AppImage・Flatpak・deb・rpm・tar.gz、RISC-V 版もあり)、FreeBSD 向けのビルドがリリースに含まれています(v0.7.2 で確認)。README によると、macOS 版は署名・公証済み、Windows 版はコード署名済みです(実際に警告が出ないかは確認できていません)。必要なメモリ・GPU の目安は README に書かれておらず、確認できていません。
- 公式の配布元からダウンロード ― GitHub の Releasesから、使っているOSに合うファイルを選びます。名前の似た非公式の配布ページに注意してください
- インストールして起動 ― 詳しくは公式ドキュメントを参照してください
Adobe Premiere Pro と比べていくら安くなる?
| 人数 | Adobe Premiere Pro(年額) | FilmCraft(年額) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 39,360円 | 0円 | −39,360円 |
| 5人 | 196,800円 | 0円 | −196,800円 |
| 10人 | 393,600円 | 0円 | −393,600円 |
| 30人 | 1,180,800円 | 0円 | −1,180,800円 |
※ Adobe Premiere Pro は 月額3,280円(Premiere 単体プラン・年間プラン月々払い・税込)、FilmCraft は無料のソフトとして試算。パソコン本体の費用と、機能の違いによる手間は含みません。
動画編集の他のOSSと比較
| ソフト | ★ Stars | 最終更新 | 日本語UI | 必要RAM | 難易度 | ライセンス |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FilmCraft(このページ) | 15,717 | 19時間前 | あり | パソコン(Windows・Mac・Linux) | かんたん | Apache-2.0 |
| MoneyPrinterTurbo | 133,751 | 2日前 | 未検出 | 4GB | かんたん | MIT |
| Shotcut | 15,471 | 14時間前 | あり | パソコン(Windows・Mac・Linux) | かんたん | GPL-3.0 |
| OpenCreator | 13,801 | 2日前 | あり | パソコン(Windows・Mac・Linux) | ふつう | Apache-2.0 |
よくある質問
FilmCraft は無料で使えますか?
無料です。MIT または Apache-2.0 のオープンソースで、商用利用もできます。
日本語で使えますか?
リポジトリに日本語の翻訳ファイル(crates/ui-egui/src/i18n/ja.tsv)があり、画面を日本語に切り替えられます。公式リリースには日本語フォントも同梱されています。README やドキュメントは英語です。
どこからダウンロードすればよいですか?
公式の入手先は、getartcraft.com のFilmCraftのページ(ArtCraft Launcher 経由、または単体のインストーラー)と、GitHub の storytold/filmcraft の Releases だけです。GitHub には「Official free download」とうたう別アカウント(ArtCraft-Corp)のリポジトリがありますが、公式ではありません。Releases には各ファイルのチェックサム(SHA256SUMS.txt)も載っています。
Premiere Pro のプロジェクトを開けますか?
README によると、.prproj ファイルは現時点では開けません。Premiere から Final Cut Pro 7 XML・AAF・OpenTimelineIO で書き出したシーケンスを読み込む形になります。エフェクトや設定がどこまで再現されるかは確認できていません。
仕事で使えますか?
2026年10月時点では alpha 版で、ほぼ毎日のように新しい版が出ています。README も実務での置き換え度を約56%と自己評価しており、大きな素材での速度や実際のカメラの動画での検証が課題とされています。納期のある仕事の本番データでは使わず、まず複製したデータで試し、元の編集環境も残しておいてください。