Kdenlive

Adobe Premiere Pro の代替。マルチトラック編集・自動文字起こしによる字幕に対応した、KDE の無料動画編集ソフト

オープンソース代替:Adobe Premiere Pro

公式サイト ↗ GitHub ドキュメント

サーバーは不要。パソコン(Windows・Mac・Linux) にインストールして、無料で使えます 導入方法を見る ↓

  • ARM対応
  • 商用利用可
  • 日本語UI

Kdenlive は、KDE コミュニティが開発しているノンリニア動画編集(素材を自由な順に並べ替えて編集できる方式)のオープンソースソフトです。公式サイトによると、ほぼすべての形式の映像・音声を取り込め、軽い代理ファイル(プロキシ)での編集、マルチトラック・マルチカム・3点編集、ネストしたシーケンス、自動バックアップに対応しています。数百種類の映像・音声エフェクトをキーフレーム(動きや効果の変化点を指定する目印)で動かせるほか、LUT(色味をまとめて変える変換表)やカラー補正、ヒストグラム・ベクトルスコープ・波形モニター、ミキサーやナレーション録音、自動文字起こしによる字幕、Glaxnimate と連携したモーショングラフィックスも使えます。

映像の読み書きは MLT と FFmpeg を土台にしており、一般的な動画・音声形式で書き出せます。ただし Premiere Pro のプロジェクトファイル(.prproj)は開けないため、編集途中の案件はそのまま移せません。After Effects などの Adobe 製品との連携(Dynamic Link)や、Premiere 向けのプラグイン・テンプレートも使えません。

パソコンにインストールして使うデスクトップアプリで、Windows(10 以降、インストーラーとポータブル版)、macOS(13 Ventura 以降、Apple シリコン用と Intel 用)、Linux(AppImage・Flatpak)に対応しています。2026-10-14 時点の最新版は 26.08.2(2026-10-13)で、KDE Gear に合わせて4か月ごとの機能リリースと毎月の修正版が出ています。開発は KDE の GitLab(invent.kde.org/multimedia/kdenlive)で行われ、GitHub の KDE/kdenlive はミラーです。

日本語対応

UIの日本語化 あり 翻訳ファイル po/ja/kdenlive.po
日本語ドキュメント 未検出 リポジトリ内に日本語のドキュメントは見つかりませんでした
日本語で調べやすさ Google で検索 ↗ 「Kdenlive 導入」で日本語記事を確認

リポジトリに日本語の翻訳ファイル(po/ja/kdenlive.po)がありますが、KDE の翻訳統計(l10n.kde.org、stable-kf6、2026-10-14 確認)では 6,941 件中 2,427 件(34%)しか翻訳されておらず、画面の多くは英語のまま表示されます。マニュアル(docs.kdenlive.org)は英語です。開発は KDE の GitLab で行われ、GitHub はミラーです。

※ 日本語の翻訳ファイルの有無はリポジトリを自動で確認しています(翻訳の割合は、ファイルの形式によって計測できないため表示していません)。最終確認:2026/10/22

向いている人・向いていない人

向いている

  • Premiere Pro の月額料金を払わずに、マルチトラックで本格的な動画編集をしたい
  • YouTube 動画などに、自動文字起こしで字幕を付けたい
  • 軽いプロキシで、性能の高くないパソコンでも 4K などの素材を編集したい
  • Linux を含む複数の OS で同じ動画編集ソフトを使いたい

向いていない

  • 編集途中の Premiere Pro のプロジェクト(.prproj)をそのまま引き継ぎたい
  • After Effects などの Adobe 製品と連携したり、Premiere 用のプラグインやテンプレートを使いたい
  • 画面がすべて日本語でないと困る(日本語訳は34%)
  • 複数人で同じプロジェクトを共同編集したい

導入方法(インストール)

動かす場所パソコン(Windows・Mac・Linux)
サーバー不要
導入難易度かんたん
月額の目安0円〜

Windows(10 以降、インストーラーとスタンドアロン版)、macOS(13 Ventura 以降、Apple シリコン用と Intel 用)、Linux(AppImage、Flathub の Flatpak)が公式サイトで配布されています。公式のダウンロードページに RAM や CPU の要件は書かれていません。Mac で署名や公証の警告が出るかは確認できていません。

  1. 公式の配布元からダウンロード ― GitHub の Releasesから、使っているOSに合うファイルを選びます。名前の似た非公式の配布ページに注意してください
  2. インストールして起動 ― 詳しくは公式ドキュメントを参照してください

Adobe Premiere Pro と比べていくら安くなる?

人数Adobe Premiere Pro(年額)Kdenlive(年額)差額
1人39,360円0円−39,360円
5人196,800円0円−196,800円
10人393,600円0円−393,600円
30人1,180,800円0円−1,180,800円

※ Adobe Premiere Pro は 月額3,280円(Premiere 単体プラン・年間プラン月々払い・税込)、Kdenlive は無料のソフトとして試算。パソコン本体の費用と、機能の違いによる手間は含みません。

動画編集の他のOSSと比較

ソフト★ Stars最終更新日本語UI必要RAM難易度ライセンス
Kdenlive(このページ) 5,914 13時間前 あり パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん GPL-3.0
MoneyPrinterTurbo 133,751 2日前 未検出 4GB かんたん MIT
FilmCraft 15,717 19時間前 あり パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん Apache-2.0
Shotcut 15,471 14時間前 あり パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん GPL-3.0

動画編集のOSSをすべて見る →

よくある質問

Kdenlive は無料ですか?

無料です。GPL v3 のオープンソースソフトで、公式サイトから無料でダウンロードできます。

商用利用できますか?

できます。Kdenlive を仕事に使ったり、作った動画を販売・収益化したりすることにライセンス上の制限はありません。Kdenlive 自体を改変して配布する場合は、GPL に従ってソースコードを公開する必要があります。

日本語で使えますか?

日本語の翻訳はありますが、KDE の翻訳統計では34%にとどまり、メニューや設定の多くは英語で表示されます。英語の画面に抵抗がない人向けです。

どこからダウンロードすればよいですか?

公式サイトのダウンロードページ(https://kdenlive.org/download/)から入手できます。Linux は Flathub 版もあります。

Premiere Pro のプロジェクトファイルを開けますか?

開けません。素材の動画・音声ファイルはそのまま使えますが、編集はやり直しになります。

仕事で使えますか?

長く開発が続く安定版のソフトで、YouTube 動画などの制作に使われています。大きな案件ではプロジェクトをこまめに保存し、自動バックアップも有効にして使ってください。

カテゴリ:動画編集

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