ArtCraft
Runway の代替。2D キャンバスと 3D シーンで構図を作ってから、複数の画像・動画生成 AI で仕上げるオープンソースの制作アプリ
オープンソース代替:Runway
サーバーは不要。パソコン(Windows・Mac・Linux) にインストールして、無料で使えます 導入方法を見る ↓
- ARM対応
- クラウド版あり
- 商用利用可
ArtCraft(公式サイトでは ArtCraft Studio)は、画像・動画の生成 AI を使う制作アプリです。プロンプト(AI への指示文)だけで生成するのではなく、2D キャンバスでの画像の重ね合わせ・背景除去・手描き、3D 空間での背景や小物の配置、キャラクターのポーズとカメラ位置の指定、画像から 3D モデルへの変換などで先に構図を作り、それをもとに生成 AI で仕上げる仕組みです。README によると、テキストからの画像生成、指示文やマスク(変える範囲の指定)による画像の部分修正、画像からの動画生成にも対応しています。
生成そのものは外部の AI モデルで行います。README には、ArtCraft 経由で使える62のモデル(Nano Banana、GPT Image、FLUX、Seedream、Seedance、Kling、Veo、Suno、Hunyuan 3D など。一部は停止中)と、Grok・Midjourney・Sora・World Labs のプロバイダーが載っています。ArtCraft 経由の生成は有料のクレジット制で、2026-11-01 時点の料金ページでは Basic 月10ドル(月1,000クレジット)、Pro 35ドル(3,750クレジット)、Max 60ドル(6,600クレジット)で、期間限定の20%引きが表示されています。料金ページの注記では、自前の計算資源やほかのサービスの契約を持ち込めばサブスクリプションなしでも使えるとされていますが、具体的な接続方法や条件は確認できていません。ROADMAP には「ArtCraft がホストするサービスへの依存をなくす」ことが目標として挙がっています。
Windows 10(64ビット)以降と macOS 12 以降向けのアプリが公式サイトと GitHub の Releases で配布され、公式サイトの推奨はメモリ 8GB・空き容量 2GB です。Linux 向けのビルド済みアプリは配布されておらず、ソースからのビルドになります。公式サイトの手順では、インストール後に無料アカウントの作成かログインが必要です。ブラウザ版(app.getartcraft.com)もあります。最新リリースは v0.41.0(2026年9月26日)です。同じ開発元が公開している PhotoCraft・CADCraft などの Crafting Apps(Adobe・Microsoft 製品の再実装)とは別のアプリで、そちらは ArtCraft Launcher から入れます。
ArtCraft の検証・解説記事
日本語対応
リポジトリに日本語の翻訳ファイルは見つかりませんでした(2026-11-01 時点。画面の翻訳用ファイル自体が見当たりません)。画面・README・公式サイトは英語です。プロンプトを日本語で書いて意図どおりに生成されるかは、使う生成モデルによって異なり、確認できていません。
※ 日本語の翻訳ファイルの有無はリポジトリを自動で確認しています(翻訳の割合は、ファイルの形式によって計測できないため表示していません)。最終確認:2026/11/1
向いている人・向いていない人
向いている
- Runway などで生成を何度もやり直すより、構図・ポーズ・カメラを先に決めてから生成したい
- 画像・動画・音楽・3D の生成モデルを1つのアプリで使い分けたい
- アプリ自体はソースが公開された無料のソフトを使い、生成の費用だけを払いたい
- 3D でシーンを組み、同じ場所・同じキャラクターで複数のカットを作りたい
向いていない
- 生成の費用をゼロにしたい(ArtCraft 経由の生成は有料クレジット。自分の GPU で生成する機能は確認できていない)
- 画面を日本語で使いたい(日本語UIなし)
- Linux のパソコンで使いたい(ビルド済みのアプリは Windows・Mac のみ)
- アカウント登録や、画像を外部の AI サービスへ送ることを避けたい
- 生成物の商用利用の条件を1か所で確かめたい(モデル・サービスごとに規約が異なる)
最近の更新
変更内容の詳細は、各バージョンのリンク先(GitHub のリリースノート)でご確認ください。
導入方法(インストール)
Windows 10(64ビット)以降用の exe・msi と、macOS 12 以降用のユニバーサル版 dmg(Apple シリコン/Intel 共通)が getartcraft.com と GitHub の Releases で配布されています。公式サイトの推奨はメモリ 8GB・空き容量 2GB です。アプリは無料ですが、ArtCraft 経由で画像・動画を生成するには有料のクレジット(Basic 月10ドル〜)が必要で、起動後にアカウントの作成かログインが求められます。Mac や Windows で署名・公証の警告が出るかどうかは確認できていません。
- 公式の配布元からダウンロード ― GitHub の Releasesから、使っているOSに合うファイルを選びます。名前の似た非公式の配布ページに注意してください
- インストールして起動 ― 詳しくは公式ドキュメントを参照してください
Runway と比べていくら安くなる?
| 契約 | Runway(年額) | ArtCraft(年額) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1契約 | 27,000円 | 0円 | −27,000円 |
※ Runway は 無料は初回のみ125クレジット。Standard 月額 15ドル(約2,250円・月625クレジット=Gen-4.5 で約52秒分。年払いは月12ドル)。Pro 35ドル(年払い28ドル・2,250クレジット)、Max 95ドル(年払い76ドル・9,500クレジット)。法人向けは個別見積もり、ArtCraft は無料のソフトとして試算。パソコン本体の費用と、機能の違いによる手間は含みません。
AI・LLMの他のOSSと比較
| ソフト | ★ Stars | 最終更新 | 日本語UI | 必要RAM | 難易度 | ライセンス |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ArtCraft(このページ) | 38,174 | 3日前 | 未検出 | パソコン(Windows・Mac・Linux) | かんたん | Apache-2.0 |
| OpenClaw | 393,746 | 19時間前 | あり | パソコン(Windows・Mac・Linux) | ふつう | MIT |
| Hermes Agent | 259,797 | 19時間前 | 100% | パソコン(Windows・Mac・Linux) | ふつう | MIT |
| Ollama | 185,695 | 20時間前 | 未検出 | 8GB | かんたん | MIT |
よくある質問
ArtCraft は無料ですか?
アプリは無料で、ソースコードは MIT と Apache-2.0 のどちらかを選べます。ただし ArtCraft 経由で画像や動画を生成するにはクレジットが必要で、2026-11-01 時点の料金は Basic 月10ドル(月1,000クレジット)、Pro 月35ドル、Max 月60ドルです(期間限定の20%引きが表示されています)。追加のクレジットパックもあり、生成に失敗したときはクレジットが戻ると案内されています。
日本語で使えますか?
画面は日本語に対応していません。リポジトリに日本語の翻訳ファイルはなく、公式サイトと README も英語です。
どこからダウンロードすればよいですか?
公式の配布元は getartcraft.com のダウンロードページ(https://getartcraft.com/download)と、GitHub の storytold/artcraft の Releases(https://github.com/storytold/artcraft/releases)です。名前の似た別の配布ページからは入手しないでください。PhotoCraft などの Crafting Apps は別のアプリで、ArtCraft Launcher から入れます。
Runway の代わりになりますか?
画像・動画を生成 AI で作る点は同じですが、ArtCraft は構図やポーズを先に作る道具に重点があり、生成は外部のモデル(Seedance・Kling・Veo など)で行います。生成ごとにクレジットを使う点は Runway と同じなので、費用が下がるかどうかは使うモデルと量によります。
自分のパソコンの GPU で生成できますか?
README・公式サイトでは、ローカルの GPU で生成する機能は確認できていません。料金ページの注記には「自前の計算資源やほかのサービスの契約を持ち込める」とありますが、具体的な方法は確認できていません。