Portainer のオープンソース代替 3選

Portainer の代替として最もスター数が多いのは Dockge です。 ほかに Komodo、Arcane などがあります。 いずれもオープンソースで、自分のサーバー(セルフホスト)で動かせます。このうち 2件は UI が日本語に対応しています。スター数・最終更新・日本語化率・必要スペック・ライセンスを並べて比較できます。

最終更新:2026年11月1日(GitHub データは毎日自動更新)

なぜ Portainer から乗り換えるのか

Portainer の Business Edition は3ノードまで無料ですが、それを超えると Starter で5ノード年1,045ドル(月あたり約13,063円)、15ノードで年2,375ドルかかり、Starter は1社1ライセンスまでです。平日の翌営業日対応のサポート(9x5)が付く Scale は5ノードで年2,095ドルです。さらに 2026-09-11 の公式ブログで、無料の Community Edition は 2.x 系(2.45 LTS)にとどまり、3.x の変更は入らないと発表されました。CE は 2.45 LTS と同じ予定でセキュリティ修正・不具合修正を受け、3.x の機能のうち Docker の API で実現できるものは取り込まれるとされていますが、公式のライフサイクル表では 2.45 LTS のサポート・保守の終了は2027年5月です。3.0.0 STS は2026-10-29にリリースされ、Kubernetes を中心にした作りになり、ポリシー機能の強化に伴う新機能は Docker・Swarm・Podman には入らないと説明されています。

Komodo(GPL-3.0)、Arcane(BSD-3-Clause)、Dockge(MIT)のようなオープンソースの Docker 管理ツールなら、ノード数による課金がなく、機能が有料版に分かれることもありません。Komodo はつなげるサーバー数に上限がなく、Git への push での自動デプロイ、イメージのビルド、定期実行の自動化までできます。Arcane はコンテナ1つで立てられ、日本語の画面、イメージの自動更新、脆弱性スキャン、OIDC ログインがそろっています。Dockge は compose.yaml の管理に絞った軽いツールで、ファイルはサーバー上に普通のファイルとして残ります。

一方で、3つとも Kubernetes の管理には対応していません。Komodo は英語の画面のみで MongoDB か FerretDB が別に必要、Dockge は単体のコンテナやネットワークを扱えず、複数ユーザーや SSO もなく、正式リリースは2025-03-30の1.5.0が最新です。どれもベンダーの商用サポートはなく、Portainer の設定を取り込む公式の機能も確認できていないため、スタックは compose ファイルから登録し直す前提になります。

年間いくら安くなる?

Portainer(年額)―
セルフホスト(年額)―
年間の差額―

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※ 無料の Community Edition(CE・Zlib ライセンス)は 2.x 系で継続し、3.x の新機能は入らない。Business Edition(BE)は3ノードまで無料(3 Nodes Free・1組織1ライセンス)。有料は Starter が年1,045ドル〜(5ノード・月あたり約87ドル=約13,063円)、Scale が年2,095ドル〜(5ノード)。ノード数を増やしたときの価格は料金ページで選んで確認する形です。Enterprise は個別見積もり。非商用の Home & Student は年155ドル(15ノードまで)。ドル建てで、消費税の扱いは料金ページに記載なしで試算。運用の手間・バックアップ・ドメイン代は含みません。運用工数や損益分岐点まで見るなら 年間節約額シミュレーター。

用途別のおすすめ

比較表

#ソフト★ Stars最終更新日本語UI必要RAM難易度Dockerクラウド版ライセンス
1 Dockge 24,738 2週間前 85% ― かんたん ○ ― MIT
2 Komodo 12,838 2週間前 未検出 ― ふつう ○ ― GPL-3.0
3 Arcane 8,139 2日前 100% ― かんたん ○ ― BSD-3-Clause

#1 Dockge

Portainer の代替。compose.yaml の管理に絞った、軽くてシンプルな Docker スタック管理ツール(MIT)

Docker Compose の compose.yaml を Web 画面で作成・編集・起動・停止・更新できる、スタック管理に絞ったツール。Uptime Kuma の作者が開発し、MIT ライセンスで無料です。compose ファイルは普通のファイルとしてサーバーに置かれ、docker compose コマンドからも扱えます。日本語の翻訳ファイルあり。単体コンテナやネットワークの管理、複…

  • ARM対応
  • Docker対応
  • セルフホスト可
  • 商用利用可
  • 日本語UI
★ 24,738 更新 2週間前 🇯🇵 リポジトリに日本語の翻訳ファイル frontend/src/lang/ja.json があります(最新の正式版 1.5.0 では英語の en.json 130項目に対し ja.json は127項目で、未翻訳は3項目。リリース前の master では CPU・メモリの表示やコンソール関連の文言が約20項目増えていて、そこはまだ未翻訳です。2026-11-02 確認)。ja.json の最終更新は2025-03-29です。公式の説明は README(英語)のみです。2026-11-01 に当社の VPS で開いたところ、ブラウザの言語に合わせて初回の管理者作成画面から日本語で表示されました。ただし管理者を作った直後の通知は「successAdded」と翻訳キーがそのまま表示されました。

詳細を見る 公式サイト ↗

#2 Komodo

Portainer の代替。複数サーバーの Docker・Compose・ビルド・自動化をまとめて管理する(GPL-3.0)

複数のサーバーをつなぎ、Docker コンテナと Compose スタックのデプロイ、イメージのビルド、定期実行の自動化、CPU・メモリ・ディスクの監視とアラートを1つの画面で扱える管理ツール。GPL-3.0 で、つなげるサーバー数に上限はありません。MongoDB か FerretDB(PostgreSQL)が必要です。画面は英語のみで、公式のクラウド版はありません。

  • ARM対応
  • Docker対応
  • SSO対応
  • セルフホスト可
  • 商用利用可
★ 12,838 更新 2週間前 🇯🇵 リポジトリに画面の翻訳ファイルは見つかりませんでした(2026-11-01 時点)。画面・公式ドキュメント・README は英語のみです。

詳細を見る 公式サイト ↗

#3 Arcane

Portainer の代替。1つのコンテナで動く、自動更新・脆弱性スキャン付きの Docker 管理ツール(BSD-3-Clause・日本語訳は一部)

コンテナ・Compose プロジェクト・イメージ・ネットワーク・ボリュームを Web 画面で管理できる Docker 管理ツール。BSD-3-Clause で、公式サイトは「ずっと無料」としています。イメージの自動更新、Trivy による脆弱性スキャン、別のサーバーを管理するエージェント、OIDC のシングルサインオンに対応。日本語の翻訳ファイルがあります。公式…

  • ARM対応
  • Docker対応
  • SSO対応
  • セルフホスト可
  • 商用利用可
  • 日本語UI
★ 8,139 更新 2日前 🇯🇵 リポジトリに日本語の翻訳ファイル frontend/messages/ja.json があります(2026-11-01 時点。英語の en.json 4,269項目に対し ja.json は4,267項目で、うち日本語の文字を含むものは3,028項目・約7割。残りは英語のままか製品名などです)。翻訳は Crowdin で行われ、ja.json の最終更新は2026-10-31です。公式ドキュメントは英語です。2026-11-01 に当社の VPS で v2.17.2 をブラウザの言語を日本語にして開いたところ、パスワード変更の画面や数値の説明は日本語でしたが、ログイン画面の大半と左のメニュー(Dashboard・Containers・Projects など)は英語のままでした。「画像の更新が可能です」(コンテナイメージの更新のこと)のような直訳も見られました。

詳細を見る 公式サイト ↗

Portainer からの移行の流れ

  1. Portainer で動かしているスタックの compose ファイルと環境変数、使っているレジストリの認証情報、ユーザーとチームを書き出し、Kubernetes 環境を管理していないかを確認する(Komodo・Arcane・Dockge はどれも Kubernetes 非対応)
  2. 同じサーバーに Komodo・Arcane・Dockge のどれかを立て、Portainer と並行して動かす(Dockge の README は両方を入れてよいと説明している)
  3. compose ファイルを新しいツールに登録する(Dockge は /opt/stacks//compose.yaml に置いて「Scan Stacks Folder」、Arcane はプロジェクト用フォルダ PROJECTS_DIRECTORY に置く、Komodo は Stack として画面・ホスト上のファイル・Git リポジトリのどれかから登録する)
  4. スタックを1つずつ新しいツールから起動し直して動作を確かめ、すべて移せたら Portainer のコンテナを止め、Business Edition を使っていた場合はライセンスを更新しない

よくある質問

Portainer の代替で一番人気のオープンソースは?

GitHub のスター数では Dockge(24,738★)が最多です。Portainer の代替。compose.yaml の管理に絞った、軽くてシンプルな Docker スタック管理ツール(MIT)。

日本語で使える Portainer の代替はありますか?

Dockge、Arcane は UI が日本語に対応しています。

Portainer の代替は本当に無料ですか?

ソフト自体はオープンソースで無料です。自分でサーバーを用意する場合は VPS 代(月額数百円〜数千円)がかかります。Portainer が月額 13,063円なので、人数が多いほど差が開きます。

初心者でも導入しやすいのは?

Dockge、Arcane は Docker Compose で数分で起動でき、導入難易度「かんたん」です。