LightCraft

Adobe Lightroom の代替。写真の整理と RAW 現像ができる、Rust 製のオープンソース写真編集ソフト

オープンソース代替:Adobe Lightroom

公式サイト ↗ GitHub ドキュメント

サーバーは不要。パソコン(Windows・Mac・Linux) にインストールして、無料で使えます 導入方法を見る ↓

  • ARM対応
  • 商用利用可
  • 日本語UI

LightCraft は、ArtCraft(storytold)が公開しているAdobe Lightroom のクリーンルーム再実装(元製品のコードを使わず、動作をもとに一から作り直すこと)をうたう写真ライブラリ兼 RAW 現像(カメラの未加工データを写真に仕上げる処理)ソフトです。元の写真を変更しない非破壊編集で、露光量・ハイライト・シャドウ、ホワイトバランス、カラーミキサー、カラーグレーディング、トーンカーブ、テクスチャ・明瞭度・かすみの除去、切り抜きと角度補正、モノクロ変換を備えています。ブラシ・グラデーション・輝度/色の範囲などのマスク、18種類の内蔵プリセット、アルバム・レーティング・フラグ・検索による写真整理もできます。

README によると、RAW は DNG、Canon CR2/CR3、Sony ARW、Nikon NEF、富士フイルム RAF(X-Trans を含む)、Panasonic RW2、Pentax PEF、Olympus ORF などを独自のデコーダーで読み込みます(機種や圧縮形式によっては未対応)。XMP サイドカー(編集内容を記録して写真の横に置く小さなファイル)の読み書きや、Lightroom Classic のカタログ(.lrcat)の読み込みにも対応し、レーティング・キーワード・コレクション・現像設定の一部を取り込めるとしています(docs/lightroom-catalog-import.md)。アカウント・クラウド・テレメトリー(利用状況の自動送信)はなく、ライブラリはパソコンの中に保存されます。

パソコンにインストールして使うデスクトップアプリで、macOS・Windows・Linux・FreeBSD 用のほか、ブラウザで動く版も配布されています。リポジトリは 2026年9月30日に公開されたばかりで、README は自らをalphaと説明しています。README によると、日々の Lightroom の代わりとしての到達度は製品全体で約61%、仕事で撮影する人の典型的な使い方では約49%で、カメラごとの色のキャリブレーション、AI マスク・AI ノイズ除去、HDR 表示、プリント/ブック/マップ機能などが不足しています。リリースはほぼ毎日出ており、挙動が短期間で変わる可能性があります。

LightCraft の検証・解説記事

日本語対応

UIの日本語化 あり 翻訳ファイル crates/ui-egui/locales/ja.json
日本語ドキュメント 未検出 リポジトリ内に日本語のドキュメントは見つかりませんでした
日本語で調べやすさ Google で検索 ↗ 「LightCraft 導入」で日本語記事を確認

リポジトリに日本語の翻訳ファイル(crates/ui-egui/locales/ja.json、ja-formats.json)と日本語の説明(docs/localization-ja.md)があり、「編集 → 言語」で日本語に切り替えられます。docs/localization-ja.md によると、翻訳されていない技術的なエラーやリリースノートは英語で表示されます。README は英語と簡体字中国語です。

※ 日本語の翻訳ファイルの有無はリポジトリを自動で確認しています(翻訳の割合は、ファイルの形式によって計測できないため表示していません)。最終確認:2026/10/22

向いている人・向いていない人

向いている

  • Lightroom の月額料金をやめて、写真の整理と RAW 現像をパソコンの中だけで行いたい
  • アカウントやクラウドに写真を預けたくない
  • Lightroom Classic のカタログを、無料のソフトで開いて中身を確かめたい
  • コマンドラインや AI エージェント(MCP)から現像・書き出しを自動化したい

向いていない

  • 仕事の撮影データを、安定したソフトで確実に現像・納品したい(alpha で不具合や挙動の変化がありうる)
  • お使いのカメラの RAW が未対応、または色の再現が Lightroom と同じである必要がある
  • AI ノイズ除去・AI マスクなどの機能が欠かせない
  • スマホやタブレットとクラウドで写真を同期したい

最近の更新

  • v0.11.0
    リリースノート(原文)
    ## What's Changed
    * docs: add SonarCloud and CodeRabbit badges to README by @dylanmtaylor in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/2240
    * Skip CodeRabbit reviews on Dependabot PRs by @echelon in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/2407
    * ci: switch to shared nix workflow from craft-common-actions by @dylanmtaylor in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/1980
    * Integration: 43 reviewed PRs (round 1) by @aiongg in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/2470
    * #1508: web backup refuses to start while changes are unsaved by @francoisgn in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/1987
    * LR-BEHAV-BG-TASKS: Reload from Disk reads its files in the background by @mattsivak in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/1998
    * Lightroom lossy DNGs: decode their JPEG…
  • v0.10.0
    リリースノート(原文)
    > [!NOTE]
    > **FreeBSD aarch64 is dropped from this release.** We had to cut releases, and we cannot build this target within the 5-hour CI limit for any of the Craft apps, so we are dropping it for now. This is a known blocker, flagged for a future fix in storytold/craft-common-actions#39. FreeBSD x86_64 and every other platform are included.
    
    ## What's Changed
    * Integration batch 42: 31 community PRs by @echelon in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/2236
    * Contributors: add Marco Arnulfo by @marcoarnulfo in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/1964
    * Ignore zero or negative ISO when importing XMP by @Silvertree2010 in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/2040
    * Start crop drags in the zone the cursor showed at the press by @Silvertree2010 in https://github.com/st…
  • v0.9.1
    リリースノート(原文)
    ## What's Changed
    * Fix Lightroom catalog import results and reduce CPU and memory use by @skylartaylor in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/1406
    * ci: add comfortable runtime limits to unbounded jobs by @skylartaylor in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/1836
    * Integration batch 36: 110 reviewed community PRs (slideshow, camera verification, translations, never-crash, UI) by @echelon in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/1843
    * DNG export and Convert / Copy as DNG write the colour a raw without matrices opens with by @marcoarnulfo in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/1750
    * Edit panel: the Reset tooltip shows the platform's shortcut, Ctrl+Shift+R on Windows and Linux by @marcoarnulfo in https://github.com/storytold/lightcraft/pull/1753
    * LR-META-X…

導入方法(インストール)

動かす場所パソコン(Windows・Mac・Linux)
サーバー不要
導入難易度かんたん
月額の目安0円〜

macOS(Apple シリコン/Intel 両対応の dmg)、Windows(x64・arm64・32ビットの msi とポータブル版 zip)、Linux(AppImage・deb・rpm・Flatpak・tar.gz、x86_64/aarch64)、FreeBSD 用が GitHub の Releases で配布されています。README には Mac 版は署名・公証済み、Windows 版はコード署名済みと書かれていますが、実際に警告が出るかどうかは確認できていません。

  1. 公式の配布元からダウンロード ― GitHub の Releasesから、使っているOSに合うファイルを選びます。名前の似た非公式の配布ページに注意してください
  2. インストールして起動 ― 詳しくは公式ドキュメントを参照してください

Adobe Lightroom と比べていくら安くなる?

人数Adobe Lightroom(年額)LightCraft(年額)差額
1人17,760円0円−17,760円
5人88,800円0円−88,800円
10人177,600円0円−177,600円
30人532,800円0円−532,800円

※ Adobe Lightroom は 月額1,480円(Lightroom 1TB プラン・年間プラン月々払い・税込)、LightCraft は無料のソフトとして試算。パソコン本体の費用と、機能の違いによる手間は含みません。

写真・メディアの他のOSSと比較

ソフト★ Stars最終更新日本語UI必要RAM難易度ライセンス
LightCraft(このページ) 14,307 19時間前 あり パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん Apache-2.0
Immich 116,936 10時間前 99% 4GB ふつう AGPL-3.0
PhotoCraft 71,249 12時間前 あり パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん Apache-2.0
PhotoPrism 40,344 11時間前 100% 4GB ふつう AGPL-3.0

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よくある質問

LightCraft は無料ですか?

無料です。ライセンスは MIT と Apache-2.0 のどちらかを選べるデュアルライセンス(LICENSE-MIT・LICENSE-APACHE)で、商用利用もできます。サブスクリプションやアカウントもありません。

日本語で使えますか?

リポジトリに日本語の翻訳ファイル(crates/ui-egui/locales/ja.json)があり、「編集 → 言語」で日本語表示に切り替えられます。翻訳されていない技術的なエラーなどは英語で表示されます。

どこからダウンロードすればよいですか?

公式の配布元は GitHub の storytold/lightcraft の Releases(https://github.com/storytold/lightcraft/releases)か、getartcraft.com の LightCraft のページ(https://getartcraft.com/apps/lightcraft)だけです。「ArtCraft-Corp/ArtCraft」など、説明文に「Official free download」と書かれた別のリポジトリは公式ではありません。それ以外の場所から入手したファイルは実行しないでください。GitHub の Releases には各ファイルのチェックサム(SHA256SUMS.txt)も置かれています。

Lightroom のカタログや現像設定を引き継げますか?

ドキュメント(docs/lightroom-catalog-import.md)によると、Lightroom Classic のカタログ(.lrcat)を読み込み、レーティング・フラグ・キーワード・コレクション・仮想コピーと、対応づけられた現像設定を取り込めます。元のカタログと写真は書き換えません。ただし現像設定はすべてが同じ見た目になるとは限らず、クラウド版 Lightroom のデータについては確認できていません。

仕事で使えますか?

商用利用はライセンス上できますが、README は自らを alpha とし、仕事で撮影する人の典型的な使い方での到達度を約49%としています。カメラによっては RAW の色や対応状況に差があります。本番データでは元ファイルとバックアップを残し、まずは補助的な用途から試すのが安全です。

カテゴリ:写真・メディア

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