darktable

Adobe Lightroom の代替。写真の管理と RAW 現像を1本でこなす、非破壊編集の無料ソフト

オープンソース代替:Adobe Lightroom

公式サイト ↗ GitHub ドキュメント

サーバーは不要。パソコン(Windows・Mac・Linux) にインストールして、無料で使えます 導入方法を見る ↓

  • ARM対応
  • 商用利用可
  • 日本語UI

darktable は、写真家向けのRAW 現像(カメラの未加工データを写真に仕上げる処理)と写真管理のオープンソースソフトです。写真を取り込んで評価・タグ・色ラベルで整理する「ライトテーブル」と、露出・色・トーン・レンズ補正・ノイズ除去などを調整する「ダークルーム」に分かれていて、Lightroom Classic に近い使い方ができます。元の RAW ファイルは書き換えず、編集内容を XMP ファイルとライブラリに記録する非破壊編集です。2026-06 の 5.6.0 では、クリックで被写体のマスクを作る AI オブジェクトマスクや、AI によるノイズ除去・拡大(初期設定では無効)、HEIF 書き出しが加わりました。

公式マニュアルによると、Lightroom の XMP サイドカー(編集内容を記録して写真の横に置く小さなファイル)があれば、タグ・色ラベル・評価・GPS 情報と、切り抜き・露出・ビネット・明瞭度・トーンカーブ・HSL などの一部の現像設定を読み込めます。ただしマニュアル自身が「処理エンジンが違うため、同じ結果には決してならない」としています。また darktable は、Lightroom の「基本補正」に近い操作もできますが、シーン参照(scene-referred。撮影した場面の光の量に比例した値で処理する方式)を基本にした独自の現像の考え方でモジュールが細かく分かれており、慣れるまで時間がかかります。Lightroom の写真カタログ(.lrcat)そのものは開けません。

パソコンにインストールして使うデスクトップアプリで、Windows(64ビット、x64/ARM)、macOS(13.5 以降、Apple シリコンのみ。Intel Mac の公式版はなし)、Linux(AppImage・Flatpak・各ディストリのパッケージ)に対応しています。2026-10-14 時点の最新版は 5.6.2(2026-10-04)で、年2回ほどの機能リリースが続いています。

日本語対応

UIの日本語化 あり 翻訳ファイル po/ja.po
日本語ドキュメント 未検出 リポジトリ内に日本語のドキュメントは見つかりませんでした
日本語で調べやすさ Google で検索 ↗ 「darktable 導入」で日本語記事を確認

リポジトリに日本語の翻訳ファイル(po/ja.po)があり、2026-10-14 時点のファイルでは 6,305 件すべてが翻訳済みです(msgfmt --statistics で確認。最新の翻訳テンプレートとの差は確認できていません)。公式ユーザーマニュアルに日本語版はなく、英語などで読む必要があります。

※ 日本語の翻訳ファイルの有無はリポジトリを自動で確認しています(翻訳の割合は、ファイルの形式によって計測できないため表示していません)。最終確認:2026/10/22

向いている人・向いていない人

向いている

  • Lightroom の月額料金をやめて、RAW 現像と写真の整理を無料のソフトでしたい
  • 元の RAW ファイルを書き換えない非破壊編集で、何度でもやり直したい
  • 細かいモジュールを組み合わせて、色やトーンをとことん追い込みたい
  • Linux を含む複数の OS で同じ現像ソフトを使いたい

向いていない

  • Lightroom のカタログや現像設定を、そのまま同じ見た目で引き継ぎたい
  • スマホ・クラウドと写真や編集内容を同期したい(Lightroom のクラウド同期に当たる機能はない)
  • Intel 製 CPU の Mac を使っている(公式版は Apple シリコンのみ)
  • 少ない操作で手早く仕上げたい(調整項目が多く、慣れるまで時間がかかる)

最近の更新

  • nightly プレリリース
    リリースノート(原文)
    This is a nightly build of Darktable.
    
    You can use this if you want to try new features without waiting for releases. From time to time, in development builds, old difficult-to-reproduce bugs are fixed, but it is also true that in the development process with the introduction of new complex code, the stability of the program may suffer compared to official releases, so **use it with caution**!
    
    Also, new versions can make changes to the database schema, so it's best to run them with a separate library. We recommended to separate your stable installation from the nightly, see our [guide](https://docs.darktable.org/usermanual/development/en/special-topics/test-environment/) in the manual. 
    
    The `*-x86_64.AppImage` package is compatible with distribution releases that have glibc version 2.35 …
  • release-5.6.2
    リリースノート(原文)
    We're proud to announce the bug-fix release of darktable, 5.6.2!
    
    The github release is here: [https://github.com/darktable-org/darktable/releases/tag/release-5.6.2](https://github.com/darktable-org/darktable/releases/tag/release-5.6.2).
    
    To build from source, do not use the autogenerated tarball provided by GitHub on the release page, download our tar.xz file instead. If you're just building for yourself without creating a package for some distribution, then using source code cloning in git is an even more convenient way.
    
    The checksums are:
    
    ```
    $ sha256sum darktable-5.6.2.tar.xz
      d2da92c670401d350b576431f21e58bee40348e1f5078201a8a1b8c270585834  darktable-5.6.2.tar.xz
    
    $ sha256sum darktable-5.6.2-x86_64.AppImage
      4b0d1c737a2a18c7d8afb81aa3daaf25930bbe541dda98e6354dabd5c2e4…
  • release-5.6.1
    リリースノート(原文)
    We're proud to announce the bug-fix release of darktable, 5.6.1!
    
    The github release is here: [https://github.com/darktable-org/darktable/releases/tag/release-5.6.1](https://github.com/darktable-org/darktable/releases/tag/release-5.6.1).
    
    To build from source, do not use the autogenerated tarball provided by GitHub on the release page, download our tar.xz file instead. If you're just building for yourself without creating a package for some distribution, then using source code cloning in git is an even more convenient way.
    
    The checksums are:
    
    ```
    $ sha256sum darktable-5.6.1.tar.xz
      e8b84ac98b0b689a244e4036c4b56394c1d58ce2d9abc05e0a060ef9f756dc36  darktable-5.6.1.tar.xz
    
    $ sha256sum darktable-5.6.1-x86_64.AppImage
      867ba61fca41d614e6650fd92d6e7968d8c56a1d1dd2bbc3aa06b5250869…

導入方法(インストール)

動かす場所パソコン(Windows・Mac・Linux)
サーバー不要
導入難易度かんたん
月額の目安0円〜

Windows(64ビット、x64 用と ARM 用の exe)、macOS(13.5 以降、Apple シリコン用 dmg のみ)、Linux(x86_64/aarch64 の AppImage、Flatpak)が公式サイトと GitHub の Releases で配布されています。公式のインストールページには、Mac でセキュリティ警告が出た場合の対処が書かれています。

  1. 公式の配布元からダウンロード ― GitHub の Releasesから、使っているOSに合うファイルを選びます。名前の似た非公式の配布ページに注意してください
  2. インストールして起動 ― 詳しくは公式ドキュメントを参照してください

Adobe Lightroom と比べていくら安くなる?

人数Adobe Lightroom(年額)darktable(年額)差額
1人17,760円0円−17,760円
5人88,800円0円−88,800円
10人177,600円0円−177,600円
30人532,800円0円−532,800円

※ Adobe Lightroom は 月額1,480円(Lightroom 1TB プラン・年間プラン月々払い・税込)、darktable は無料のソフトとして試算。パソコン本体の費用と、機能の違いによる手間は含みません。

写真・メディアの他のOSSと比較

ソフト★ Stars最終更新日本語UI必要RAM難易度ライセンス
darktable(このページ) 13,307 14時間前 あり パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん GPL-3.0
Immich 116,936 10時間前 99% 4GB ふつう AGPL-3.0
PhotoCraft 71,249 12時間前 あり パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん Apache-2.0
PhotoPrism 40,344 11時間前 100% 4GB ふつう AGPL-3.0

写真・メディアのOSSをすべて見る →

よくある質問

darktable は無料ですか?

無料です。GPL-3.0-or-later のオープンソースソフトで、公式サイトから無料でダウンロードできます。

商用利用できますか?

できます。darktable を仕事に使ったり、現像した写真を販売したりすることにライセンス上の制限はありません。darktable 自体を改変して配布する場合は、GPL に従ってソースコードを公開する必要があります。

日本語で使えますか?

画面は日本語で使えます(po/ja.po の翻訳あり)。ただし公式のユーザーマニュアルに日本語版はありません。

どこからダウンロードすればよいですか?

公式サイトのインストールページ(https://www.darktable.org/install/)か、GitHub の Releases(https://github.com/darktable-org/darktable/releases)から入手できます。Linux は Flathub 版もありますが、公式によると Flatpak 版には AI 機能が含まれません。

Lightroom の写真や現像設定を引き継げますか?

Lightroom の XMP サイドカーがあれば、評価・タグ・GPS 情報と一部の現像設定(切り抜き・露出・トーンカーブなど)を読み込めます。ただし処理エンジンが違うため同じ見た目にはならず、カタログ(.lrcat)そのものは開けません。

仕事で使えますか?

長く開発が続く安定版のソフトで、仕事で使う写真家もいます。ただし現像の考え方や操作が Lightroom と大きく違うため、移行するなら過去の写真ではなく新しい撮影分から試すのが安全です。

カテゴリ:写真・メディア

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