PdfCraft
Adobe Acrobat の代替。PDF の閲覧・ページ整理・結合・分割・パスワード保護ができる、Rust 製の無料のパソコン用 PDF ソフト
オープンソース代替:Adobe Acrobat
サーバーは不要。パソコン(Windows・Mac・Linux) にインストールして、無料で使えます 導入方法を見る ↓
- ARM対応
- 商用利用可
- 日本語UI
PdfCraft は、Adobe Acrobat のようにパソコンにインストールして使う PDF の閲覧・編集ソフトです。OSSMatch に載っている Stirling-PDF などがサーバーに立ててブラウザから使う PDF ツールなのに対し、PdfCraft は1台のパソコンで PDF を開いて作業するデスクトップアプリです。閲覧と全文検索、ページの回転・削除・挿入・並べ替え、複数ファイルの結合と抽出・分割、しおり(ブックマーク)の編集、注釈(コメント)、フォームの入力と作成、パスワードによる保護(RC4〜AES-256 で暗号化された PDF の読み込みにも対応)、墨消し(黒塗りで情報を消す処理)、基本的な電子署名、印刷に対応します。
保存は元のファイルの内容を残したまま変更分を追記する方式で、取り消しは保存後も効き、自動保存とクラッシュ時の復元もあります。縦書きの日本語や絵文字の表示にも対応しています。README によると、pdf.js のテスト用 PDF 983件のうち963件が問題なく開けて表示でき、クラッシュは0件でした。一方で、既存の文字の書き換え(特に日本語など CJK)、ラテン文字以外の OCR(画像の文字を読み取ってテキストにする機能)、Word・Excel などとの相互変換はまだ弱いか未対応と README に書かれています。アカウント登録・利用状況の送信(テレメトリ)・クラウド処理はなく、オフラインで動きます。
macOS・Windows・Linux・FreeBSD で動き、ブラウザ版(WebAssembly)とコマンドラインツールもあります。開発元は ArtCraft(storytold)で、2026年9月30日にリポジトリが作られ、その後リリースはほぼ毎日出ています。README は自らを alpha とし、日常の作業(閲覧・コメント・フォーム・ページ整理)で Acrobat を置き換えられる度合いを約55%、Acrobat Pro 全体に対しては約49%と自己評価しています(2026年10月時点)。
PdfCraft の検証・解説記事
日本語対応
リポジトリに日本語の翻訳ファイル(crates/ui-egui/src/i18n/ja.tsv、2,320項目)があり、[環境設定]で画面を日本語に切り替えられます(自動ではシステムの言語に従う)。README によると、日本語訳はコマンド・ダイアログ・パネル・キーボードショートカットをカバーし、日本語フォント(craft-fonts)はリリース版に同梱されています。README・ドキュメントは英語です。
※ 日本語の翻訳ファイルの有無はリポジトリを自動で確認しています(翻訳の割合は、ファイルの形式によって計測できないため表示していません)。最終確認:2026/10/22
向いている人・向いていない人
向いている
- PDF を読む・ページを並べ替える・結合や分割をする作業を、無料のパソコン用ソフトで済ませたい
- 社外秘の PDF をクラウドやサーバーに上げずに、手元のパソコンだけで扱いたい
- Linux・FreeBSD や Windows の ARM 機でも使える PDF ソフトが欲しい
- PDF の結合・分割・テキスト抽出を CLI や AI エージェントから自動化したい
向いていない
- 既存の文字を書き換える編集や、日本語の OCR が必要(README によるとまだ弱い・未対応)
- Word・Excel などから PDF への変換や、レイアウトを保った Word 書き出しが必要
- チームで共有して使う Web 版の PDF ツールが欲しい(その場合は Stirling-PDF などのセルフホスト型(自社のサーバーに設置して使う形)が向く)
- 取引先との正式な電子署名や PDF/X などの入稿チェック(プリフライト)を確実に行いたい
- 契約書など仕事の重要な PDF を、安定したソフトで確実に扱いたい(2026年10月時点で alpha 版。不具合や挙動の変化がありうる)
最近の更新
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リリースノート(原文)
## What's Changed * Skip CodeRabbit reviews on Dependabot PRs by @echelon in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/3692 * fix(redact): evaluate OCMD visibility during sanitization by @skylartaylor in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/3522 * ci: switch to shared nix workflow from craft-common-actions by @dylanmtaylor in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/2753 * Release: PdfCraft v0.11.0 by @echelon in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/3893 **Full Changelog**: https://github.com/storytold/pdfcraft/compare/v0.10.1...v0.11.0
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リリースノート(原文)
> [!NOTE] > **FreeBSD aarch64 is dropped from this release.** We had to cut releases, and we cannot build this target within the 5-hour CI limit for any of the Craft apps, so we are dropping it for now. This is a known blocker, flagged for a future fix in storytold/craft-common-actions#39. FreeBSD x86_64 and every other platform are included. ## What's Changed * Tests: make timing-dependent render and UI tests deterministic by @guillehr2 in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/2812 * Clear replacement text by @not-a-feature in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/1350 * Prevent oversized GPU textures after page replacement (#3149) by @PerchAnton in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/3182 * i18n: Turkish section titles and in-sentence labels keep İ and ı by @ogzhnklvz i…
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リリースノート(原文)
## What's Changed * Make a missing external oracle loud instead of a silent pass by @tanish2k09 in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/2266 * One way to write a synthetic PDF fixture by @tanish2k09 in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/2275 * Measure rendering against Poppler, and turn the pixel test on by @tanish2k09 in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/2286 * Say what the render-oracle score does and does not mean by @tanish2k09 in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/2290 * Pin that every JBIG2 conformance fixture decodes to the same picture by @tanish2k09 in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/2300 * The fonts README still called the standard-14 widths an estimate by @tanish2k09 in https://github.com/storytold/pdfcraft/pull/2304 * The text oracle sc…
導入方法(インストール)
macOS(Apple シリコン・Intel 両対応のユニバーサル版 dmg)、Windows(x64・arm64・32ビットの msi インストーラーとポータブル版 zip)、Linux(x86_64・arm64 の AppImage・Flatpak・deb・rpm・tar.gz、RISC-V 版もあり。glibc 2.35 以降)、FreeBSD 向けのビルドがリリースに含まれています(v0.7.1 で確認)。README によると、macOS 版は署名・公証済み、Windows 版はコード署名済みで、msi のインストールには管理者権限が必要です(実際に警告が出ないかは確認できていません)。必要なメモリの目安は README に書かれておらず、確認できていません。
- 公式の配布元からダウンロード ― GitHub の Releasesから、使っているOSに合うファイルを選びます。名前の似た非公式の配布ページに注意してください
- インストールして起動 ― 詳しくは公式ドキュメントを参照してください
Adobe Acrobat と比べていくら安くなる?
| 人数 | Adobe Acrobat(年額) | PdfCraft(年額) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 23,760円 | 0円 | −23,760円 |
| 5人 | 118,800円 | 0円 | −118,800円 |
| 10人 | 237,600円 | 0円 | −237,600円 |
| 30人 | 712,800円 | 0円 | −712,800円 |
※ Adobe Acrobat は 月額1,980円(Acrobat Standard・年間プラン月々払い・税込。Pro は2,530円)、PdfCraft は無料のソフトとして試算。パソコン本体の費用と、機能の違いによる手間は含みません。
ドキュメント・電子署名の他のOSSと比較
| ソフト | ★ Stars | 最終更新 | 日本語UI | 必要RAM | 難易度 | ライセンス |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PdfCraft(このページ) | 17,186 | 11時間前 | あり | パソコン(Windows・Mac・Linux) | かんたん | Apache-2.0 |
| Stirling-PDF | 94,739 | 10時間前 | あり | 1GB | かんたん | MIT |
| Paperless-ngx | 47,000 | 10時間前 | 100% | 2GB | ふつう | GPL-3.0 |
| ConvertX | 19,187 | 13時間前 | 未検出 | ― | かんたん | AGPL-3.0 |
よくある質問
PdfCraft は無料で使えますか?
無料です。MIT または Apache-2.0 のオープンソースで、商用利用もできます。アカウント登録やサブスクリプションはありません。
日本語で使えますか?
リポジトリに日本語の翻訳ファイル(crates/ui-egui/src/i18n/ja.tsv)があり、[環境設定]で画面を日本語にできます。縦書きの日本語 PDF の表示にも対応しています。ただし README によると、既存の日本語の文字を書き換える編集と日本語の OCR はまだ弱いか未対応です。
どこからダウンロードすればよいですか?
公式の入手先は、getartcraft.com のPdfCraftのページ(ArtCraft Launcher 経由、または単体のインストーラー)と、GitHub の storytold/pdfcraft の Releases だけです。GitHub には「Official free download」とうたう別アカウント(ArtCraft-Corp)のリポジトリがありますが、公式ではありません。Releases には各ファイルのチェックサム(SHA256SUMS.txt)も載っています。
Stirling-PDF などのセルフホスト型ツールとは何が違いますか?
Stirling-PDF はサーバーに立ててチームでブラウザから使う PDF ツールです。PdfCraft は Acrobat と同じく、各自のパソコンにインストールして PDF を開き、読みながら整理・注釈・フォーム入力をするソフトです。サーバーの用意は不要ですが、使う人それぞれのパソコンへのインストールが必要です。
仕事で使えますか?
2026年10月時点では alpha 版で、ほぼ毎日のように新しい版が出ています。README も日常作業での Acrobat の置き換え度を約55%と自己評価しており、Acrobat との出力品質の比較もまだ行われていないとしています。契約書など重要な PDF は必ず複製で作業し、仕上がりを確認してから使ってください。