Microsoft Word のオープンソース代替 3選

Microsoft Word の代替として最もスター数が多いのは WordCraft です。 ほかに GenOffice、NEO などがあります。 いずれもオープンソースで、自分のサーバー(セルフホスト)で動かせます。このうち 2件は UI が日本語に対応しています。スター数・最終更新・日本語化率・必要スペック・ライセンスを並べて比較できます。

最終更新:2026年10月16日(GitHub データは毎日自動更新)

なぜ Microsoft Word から乗り換えるのか

Microsoft Word は日本では単体のサブスクリプションが見当たらず、個人で使うには Microsoft 365 Personal(月額プラン2,130円、年額プラン21,300円、税込)などのプランを契約するのが基本です(2026-10-14 時点、Microsoft Store の日本向けページ)。買い切り版の Office Home 2024 は41,380円で、法人向けのデスクトップ版を含む Business Standard(Copilot Business 付き)は1ユーザー月3,523円相当(年払い・税抜)です。なお、Microsoft の Word のページによると、ブラウザで使う Web 版は Microsoft アカウントがあれば無料で使えます。

WordCraft のようなパソコン用の無料ソフトに置き換えると、月額料金や Microsoft アカウントが不要になり、ファイルはパソコンの中だけで扱えます。リボンやショートカットは Word に近い配置で、README によると .docx を開いて保存できます。ライセンスは MIT/Apache-2.0 で、台数による制限もありません。

一方で、WordCraft はまだ alpha で、開発元の自己評価でも「実際の仕事で Word を置き換える」段階までは約60%です。マクロ(VBA)の実行、アドイン、共同編集には対応しておらず、縦書き・ルビも実装されたばかりです。.docx の改ページ位置なども Word と同じになるとは限りません。仕事の文書では元ファイルを残し、Word との併用から試してください。

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※ 月額2,130円(Microsoft 365 Personal・月額プラン・税込)で試算。運用の手間・バックアップ・ドメイン代は含みません。運用工数や損益分岐点まで見るなら 年間節約額シミュレーター。

用途別のおすすめ

比較表

#ソフト★ Stars最終更新日本語UI必要RAM難易度Dockerクラウド版ライセンス
1 WordCraft 15,512 19時間前 あり パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん ― ― Apache-2.0
2 GenOffice 10,312 2日前 100% パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん ― ― Apache-2.0
3 NEO 1,540 6日前 未検出 パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん ― ― MIT

#1 WordCraft

Microsoft Word の代替。リボン・スタイル・変更履歴・差し込み印刷を備えた、Rust 製のオープンソース ワープロ

Word と同じリボン配置で、スタイル・表・目次・変更履歴・差し込み印刷を使え、.docx を開いて保存できるワープロ。Mac・Windows・Linux 用の MIT/Apache-2.0 の無料ソフトで、日本語表示あり。まだ alpha 段階です。

  • ARM対応
  • 商用利用可
  • 日本語UI
★ 15,512 更新 19時間前 🇯🇵 リポジトリに日本語の翻訳ファイル(crates/ui-egui/src/i18n/ja.tsv)があります。開発元の docs/localization-parity.md では、日本語は抽出した文字列の98%・表示される文字列の約93〜95%が翻訳済み(ja.tsv は約2,070項目)、日本語入力(IME)に対応、ネイティブによる確認はまだとされています。縦書き・ルビ・文書グリッドは docs/layout-parity.md と docs/gaps.md では 2026-10-11 に実装済み(ルビは Word との比較が未実施)ですが、docs/localization-parity.md には「未対応」の記述が残っています。スペル・文法チェックは英語・ポーランド語・ポルトガル語・イタリア語で、日本語は対象外です。README・ドキュメントは英語です。

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#2 GenOffice

Microsoft 365 の代替。Word・Excel・PowerPoint 形式をそのまま編集でき、AI が直接書き換えるオフィスアプリ

docx・xlsx・pptx・PDF・Markdown・HTML を手元で開いて保存でき、AI パネルが文書を直接編集するデスクトップ用オフィスアプリ。Apache-2.0 で無料。AI は Genspark へのサインインか自分の API キーを使います。日本語表示あり。

  • ARM対応
  • 商用利用可
  • 日本語UI
  • 日本語ドキュメント
★ 10,312 更新 2日前 🇯🇵 リポジトリに日本語の翻訳ファイル(apps/docs/src/renderer/i18n/app/ja.ts、apps/sheets/src/renderer/i18n/app/ja.ts、apps/slides/src/renderer/i18n/app/ja.ts など)と、日本語のヘルプ(apps/shell/src/renderer/src/i18n/help/topics/*.ja.md)、日本語の README(docs/i18n/README.ja.md)があります。

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#3 NEO

Microsoft Word の代替。小説家 Hugh Howey が作った、本を書くことに特化した執筆アプリ

『ウール』(Silo シリーズ)の作者 Hugh Howey が作った、小説・脚本の執筆に特化した無料アプリ。本棚型のライブラリ、章の自動番号、アウトライン、目標文字数、EPUB・Word・PDF 書き出しに対応。MIT ライセンス。AI は表紙画像の生成だけに使います。

  • ARM対応
  • 商用利用可
★ 1,540 更新 6日前 🇯🇵 日本語の翻訳ファイルはありません(locales/ にあるのは英語・フランス語・ドイツ語・韓国語など16言語)。翻訳は JSON ファイル1つで追加できる仕組みです(TRANSLATING.md)。README・チュートリアルは英語です。日本語の原稿での文字数カウントやスペルチェック以外の動作は確認できていません。

詳細を見る 公式サイト ↗

Microsoft Word の代わりを検証・解説した記事

Microsoft Word からの移行の流れ

  1. Word で日常的に使っている機能(縦書き・差し込み印刷・変更履歴・マクロなど)を書き出す
  2. GitHub の storytold/wordcraft の Releases か getartcraft.com から WordCraft を入手してインストールする
  3. 手元の .docx のコピーを開き、レイアウト・改ページ・表・画像の見え方を Word と比べる
  4. 問題のない文書から WordCraft に移し、足りない機能が残るうちは Microsoft 365 の契約を続けるか、買い切り版などへの切り替えを検討する

よくある質問

Microsoft Word の代替で一番人気のオープンソースは?

GitHub のスター数では WordCraft(15,512★)が最多です。Microsoft Word の代替。リボン・スタイル・変更履歴・差し込み印刷を備えた、Rust 製のオープンソース ワープロ。

日本語で使える Microsoft Word の代替はありますか?

WordCraft、GenOffice は UI が日本語に対応しています。

Microsoft Word の代替は本当に無料ですか?

ソフト自体はオープンソースで無料です。自分でサーバーを用意する場合は VPS 代(月額数百円〜数千円)がかかります。Microsoft Word が1人あたり月額 2,130円なので、人数が多いほど差が開きます。

初心者でも導入しやすいのは?

WordCraft、GenOffice、NEO は Docker Compose で数分で起動でき、導入難易度「かんたん」です。