SoundCraft

Avid Pro Tools の代替。エディット/ミックスウィンドウ・MIDI・オートメーションを備えた、Rust 製のオープンソース DAW

オープンソース代替:Avid Pro Tools

公式サイト ↗ GitHub ドキュメント

サーバーは不要。パソコン(Windows・Mac・Linux) にインストールして、無料で使えます 導入方法を見る ↓

  • ARM対応
  • 商用利用可

SoundCraft は、ArtCraft(storytold)が公開しているAvid Pro Tools のクリーンルーム再実装(元製品のコードを使わず、動作をもとに一から作り直すこと)をうたう DAW(音楽・音声の録音・編集・ミックスソフト)です。README によると、エディットウィンドウとミックスウィンドウ、Shuffle・Slip・Spot・Grid の編集モード、プレイリストによるコンピング(複数の録音テイクの良い部分をつなぐ作業)、クリップゲイン、トラックごとに10のインサートと10のセンド、VCA、オートメーション(Write・Touch・Latch)、AudioSuite 処理、MIDI エディターと楽譜表示、サラウンド・イマーシブのミックス、映像トラックを備えます。EQ・コンプレッサー・リバーブ・シンセなどのプラグインは独自に作られています。

README によると、WAV/BWF/RF64・AIFF・FLAC の読み書き、MP3・Ogg Vorbis・AAC・ALAC などの読み込み、ステム(楽器やパートごとにまとめた音声ファイル)書き出し(ラウドネス表示付き)、Standard MIDI File と MusicXML 書き出しに対応し、CLAP・VST3・Audio Units のプラグインを読み込めます。一方で、ROADMAP や関連ドキュメントではPro Tools のセッションファイル(.ptx)や AAF/OMF でのセッション交換はできないとされ、オーディオインターフェース(マイクや楽器をパソコンにつなぐ機器)やバッファサイズの選択、MIDI キーボードからの録音もまだ不足点に挙げられています。Pro Tools 用の AAX プラグインは、Avid の SDK ライセンスなどの理由で読み込めないとドキュメント(docs/file-format-parity.md)に書かれています。

パソコンにインストールして使うデスクトップアプリで、macOS・Windows・Linux・FreeBSD 用のほか、ブラウザで動く版もあります。リポジトリは 2026年10月7日に作られたばかりで、README のバッジはpre-alphaです。README によると、Pro Tools のメニュー項目の94%を備え、機能は約70%、実務で置き換えられる段階までは約40%と自己評価しています。画面の翻訳はまだないと README に書かれており、日本語表示はありません。リリースはほぼ毎日出ており、挙動が短期間で変わる可能性があります。

日本語対応

UIの日本語化 未検出 リポジトリ内に日本語の翻訳ファイルを自動検出できませんでした(実際の画面は未確認)
日本語ドキュメント 未検出 リポジトリ内に日本語のドキュメントは見つかりませんでした
日本語で調べやすさ Google で検索 ↗ 「SoundCraft 導入」で日本語記事を確認

README に「翻訳はまだない」と書かれており、リポジトリにも日本語の翻訳ファイルは見つかりませんでした(2026-10-14 時点、git trees API で確認)。画面は英語です。

※ 日本語の翻訳ファイルの有無はリポジトリを自動で確認しています(翻訳の割合は、ファイルの形式によって計測できないため表示していません)。最終確認:2026/10/22

向いている人・向いていない人

向いている

  • Pro Tools のサブスクリプションを払うほどではないが、マルチトラックで録音・編集・ミックスをしたい
  • ポッドキャストや歌ってみたなどの音声を、WAV や FLAC で無料のソフトで仕上げたい
  • Pro Tools の操作体系(エディット/ミックスウィンドウ、編集モード)に慣れていて、似た操作の無料ソフトを試したい
  • コマンドラインや AI エージェント(MCP)から音声の書き出しや処理を自動化したい

向いていない

  • Pro Tools のセッション(.ptx)や AAF/OMF でスタジオ・映像編集者とやり取りする必要がある(未対応)
  • オーディオインターフェースやバッファサイズを選んで録音したい、MIDI キーボードから録音したい(README で未対応の課題)
  • 日本語の画面で使いたい(翻訳はまだない)
  • 仕事の本番の録音・ミックスを、安定したソフトで確実に扱いたい(pre-alpha で不具合や挙動の変化がありうる)

最近の更新

  • v0.11.0
    リリースノート(原文)
    > [!NOTE]
    > **FreeBSD aarch64 is dropped from this release.** We had to cut releases, and we cannot build this target within the 5-hour CI limit for any of the Craft apps, so we are dropping it for now. This is a known blocker, flagged for a future fix in storytold/craft-common-actions#39. FreeBSD x86_64 and every other platform are included.
    
    ## What's Changed
    * Skip CodeRabbit reviews on Dependabot PRs by @echelon in https://github.com/storytold/soundcraft/pull/821
    
    
    **Full Changelog**: https://github.com/storytold/soundcraft/compare/v0.10.0...v0.11.0
    
  • v0.10.0
    リリースノート(原文)
    ## What's Changed
    * docs: drop references to competing commercial software by @dylanmtaylor in https://github.com/storytold/soundcraft/pull/743
    * ci: configure Dependabot for Cargo and GitHub Actions by @dylanmtaylor in https://github.com/storytold/soundcraft/pull/759
    * fix(mcp): reject oversized batches before execution by @euisuh in https://github.com/storytold/soundcraft/pull/497
    * Open a plugin when it's inserted (#486) by @mikkelkonyher in https://github.com/storytold/soundcraft/pull/530
    * Add an editor screenshot to AppStream metadata by @IanHollow in https://github.com/storytold/soundcraft/pull/583
    * Reject CLAP port layouts beyond host limits instead of truncating by @Silvertree2010 in https://github.com/storytold/soundcraft/pull/606
    * VST3: show the plugin's own text for identity-…
  • v0.8.0
    リリースノート(原文)
    ## What's Changed
    * Engine tests compile on Windows: borrow the path in the case test, allow the unix-only mut by @Testsubject1337 in https://github.com/storytold/soundcraft/pull/571
    * ci: add nix check workflow by @dylanmtaylor in https://github.com/storytold/soundcraft/pull/649
    * Follow stored paths only on this computer or the session's share by @skylartaylor in https://github.com/storytold/soundcraft/pull/726
    
    ## New Contributors
    * @Testsubject1337 made their first contribution in https://github.com/storytold/soundcraft/pull/571
    
    **Full Changelog**: https://github.com/storytold/soundcraft/compare/v0.7.0...v0.8.0

導入方法(インストール)

動かす場所パソコン(Windows・Mac・Linux)
サーバー不要
導入難易度かんたん
月額の目安0円〜

macOS(Apple シリコン/Intel 両対応の universal 版 dmg)、Windows(x64・arm64・32ビットの msi とポータブル版 zip)、Linux(AppImage・deb・rpm・Flatpak・tar.gz、x86_64/aarch64、riscv64 は tar.gz など)、FreeBSD 用が GitHub の Releases で配布され、ブラウザで動く Web 版(zip)もあります。コマンドライン版(macOS universal の zip)も配布されています。Linux でソースからビルドする場合は ALSA のヘッダーが必要です。README には Mac 版は署名・公証済み、Windows 版はコード署名済みと書かれていますが、実際に警告が出るかどうかは確認できていません。

  1. 公式の配布元からダウンロード ― GitHub の Releasesから、使っているOSに合うファイルを選びます。名前の似た非公式の配布ページに注意してください
  2. インストールして起動 ― 詳しくは公式ドキュメントを参照してください

Avid Pro Tools と比べていくら安くなる?

人数Avid Pro Tools(年額)SoundCraft(年額)差額
1人41,904円0円−41,904円
5人209,520円0円−209,520円
10人419,040円0円−419,040円
30人1,257,120円0円−1,257,120円

※ Avid Pro Tools は 年額41,900円(Pro Tools Studio・年間プラン・税別)、SoundCraft は無料のソフトとして試算。パソコン本体の費用と、機能の違いによる手間は含みません。

音楽・音声編集の他のOSSと比較

ソフト★ Stars最終更新日本語UI必要RAM難易度ライセンス
SoundCraft(このページ) 3,566 16時間前 未検出 パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん Apache-2.0
VoiceStudio 81,576 10時間前 85% パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん AGPL-3.0
Voicebox 58,245 2週間前 98% パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん MIT
Meetily 32,054 23時間前 未検出 パソコン(Windows・Mac・Linux) かんたん MIT

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よくある質問

SoundCraft は無料ですか?

無料です。ライセンスは MIT と Apache-2.0 のどちらかを選べるデュアルライセンス(LICENSE-MIT・LICENSE-APACHE)で、商用利用もできます。ArtCraft の名前とロゴは商標で、このライセンスの対象外です。

日本語で使えますか?

使えません。README に画面の翻訳はまだないと書かれており、リポジトリにも日本語の翻訳ファイルは見つかりませんでした(2026-10-14 時点)。画面・README とも英語です。

どこからダウンロードすればよいですか?

公式の配布元は GitHub の storytold/soundcraft の Releases(https://github.com/storytold/soundcraft/releases)か、getartcraft.com の SoundCraft のページ(https://getartcraft.com/apps/soundcraft)だけです。「ArtCraft-Corp/ArtCraft」など、説明文に「Official free download」と書かれた別のリポジトリは公式ではありません。それ以外の場所から入手したファイルは実行しないでください。GitHub の Releases には各ファイルのチェックサム(SHA256SUMS.txt)も置かれています。

Pro Tools のセッションを開けますか?

開けません。関連ドキュメントでは .ptx/.ptf の読み書きと AAF/OMF の読み込み・書き出しは未対応とされています。WAV/BWF のステムや MIDI ファイルでのやり取りはできます。

仕事で使えますか?

商用利用はライセンス上できますが、README のバッジは pre-alpha で、実務で置き換えられる段階までは自己評価で約40%です。オーディオインターフェースの選択や MIDI 機器からの録音もまだ不足しています。本番の録音では Pro Tools など安定したソフトを使い、編集や試作から試すのが安全です。

カテゴリ:音楽・音声編集

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