NocoBase
kintone・Retool の代替。データモデル・権限・ワークフローを画面で組み立てる、セルフホスト型のノーコード業務システム基盤
自分のサーバーで動かすなら:メモリ 2GB 以上の VPS で、月額 980円〜(目安) 導入方法と VPS の比較を見る ↓
- ARM対応
- Docker対応
- セルフホスト可
- 日本語UI
- 日本語ドキュメント
ソース公開型(OSI 承認のオープンソースではありません):NocoBase License Agreement
独自の NocoBase License Agreement(2026-02-24 改定)です。Apache-2.0 の全文を取り込んだうえで追加条件があり、追加条件が優先されます。商用目的での利用は認められていますが、画面上の NocoBase のブランド・リンク・バージョン・ライセンス表記を消すこと(左上のロゴを除く)、コード中の知的財産表示を消すこと、改変の有無を問わずノーコード・ローコード・AI プラットフォームの SaaS/PaaS として一般に提供することは禁止です。無料の Community 版は自社内向けのアプリ開発に限られ、作ったアプリを顧客に販売するには Professional 版以上の商用ライセンス(買い切り)が必要です。
NocoBase は、業務システムを画面上の操作で組み立てるノーコードのプラットフォームです。データモデル(テーブルと関連)、ページ、権限、ワークフローを WYSIWYG(見たままの画面)で作り、「利用モード」と「設定モード」をワンクリックで切り替えて調整します。メインのデータベースのほか、外部のデータベースや他社の API もデータソースとして扱え、データは自社のリレーショナルデータベースに標準的な形で保存されます。機能はマイクロカーネルとプラグインの構成で、公式・自作のプラグインを組み合わせて拡張します。README では、Claude Code・Cursor・Codex などのコーディングエージェントに CLI とスキルを渡して構築を任せる使い方や、システム内で動く「AI 従業員」、MCP・HTTP API・CLI による外部エージェントとの連携も紹介されています。
料金ページによると、無料の Community 版はユーザー数・アプリ数・レコード数が無制限ですが、用途は自社内向けのアプリ開発で、NocoBase のブランド表記が必要です。ブランドの差し替えや外部データベース(MySQL・PostgreSQL など)への接続は Standard 版(800ドル・買い切り、アップグレード期間1年)、承認・サブフロー・Webhook などの高度なワークフロー、シングルサインオン(OIDC・SAML・LDAP・CAS など)、顧客向けのアプリ開発は Professional 版(8,000ドル・買い切り)、クラスター構成やマルチアプリ構成などは Enterprise 版(要問い合わせ)です。ライセンスは Apache-2.0 を取り込んだ独自の NocoBase License Agreement で、ノーコード・ローコード・AI プラットフォームの SaaS/PaaS として一般に提供することなどが禁止されています。
動作環境は Docker/Docker Compose で、公式ドキュメントでは PostgreSQL 16・17、MySQL 8.0、MariaDB 11 の構成が案内されています。必要スペックは単一ノードで最小 CPU 1コア・メモリ2GB、推奨 2コア・4GB 以上です。Docker Hub の公式イメージ(nocobase/nocobase)は amd64・arm64 向けです。NocoBase 自身による公式のクラウド版(ホスティング)はなく、料金ページでは48時間のサンドボックスでの試用が案内されています。日本語の画面に対応し、公式ドキュメントと README にも日本語版があります。
日本語対応
リポジトリの locales/ja-JP.json(パッケージ・プラグインごとの訳をまとめたファイル)に日本語訳があります。2026-11-01 時点で 5,745 項目、うち約1,390 項目は英語の原文のままです(有料プラグインの項目を含む)。このファイルの最終更新は 2026-10-16 です。公式の翻訳率は公表されていません。公式ドキュメント(docs.nocobase.com/ja/)と README(README.ja-JP.md)に日本語版があります。
※ 日本語化率はリポジトリ内の翻訳ファイル(locales/ja-JP.json)の項目数を英語版と比較して自動計測しています。最終計測:2026/11/1
向いている人・向いていない人
向いている
- kintone のような業務アプリ(顧客管理・案件管理・申請管理など)を、ユーザー数の課金なしで自社のサーバーに作りたい
- データモデル・権限・ワークフローを画面上で組み立て、足りない部分はプラグインで拡張したい
- データを自社の PostgreSQL・MySQL・MariaDB に置き、API や MCP で外部のツール・AI エージェントとつなぎたい
- 日本語の画面と日本語の公式ドキュメントで導入を進めたい
向いていない
- 承認フローやシングルサインオン(OIDC・SAML・LDAP など)を無料で使いたい(どちらも Professional 版以上。8,000ドル・買い切り)
- 作ったアプリを顧客向けに開発・販売したい(Professional 版以上の商用ライセンスが必要)
- NocoBase を使ったノーコード・ローコードのサービスを一般向けに提供したい(ライセンスで禁止)
- サーバーを用意せず、公式のクラウド版で使いたい(公式のクラウド版はない)
最近の更新
変更内容の詳細は、各バージョンのリンク先(GitHub のリリースノート)でご確認ください。
導入方法(セルフホスト)
docker-compose.yml
version: "3"
networks:
nocobase:
driver: bridge
services:
verdaccio:
image: verdaccio/verdaccio
networks:
- nocobase
environment:
VERDACCIO_PORT: ${VERDACCIO_PORT}
restart: always
ports:
- "${VERDACCIO_PORT}:${VERDACCIO_PORT}"
mysql:
image: mysql:8
environment:
MYSQL_DATABASE: ${DB_DATABASE}
MYSQL_USER: ${DB_USER}
MYSQL_PASSWORD: ${DB_PASSWORD}
MYSQL_ROOT_PASSWORD: ${DB_PASSWORD}
restart: always
ports:
- "${DB_MYSQL_PORT}:3306"
networks:
- nocobase
kingbase:
image: registry.cn-shanghai.aliyuncs.com/nocobase/kingbase:v009r001c001b0030_single_x86
platform: linux/amd64
restart: always
privileged: true
networks:
- nocobase
ports:
- "${DB_KINGBASE_PORT}:54321"
environment:
ENABLE_CI: no
DB_USER: ${DB_USER}
DB_PASSWORD: ${DB_PASSWORD}
DB_MODE: pg
# …(続きは docker-compose.yml)
- VPSを契約する ― ConoHa VPS 2GBを選び、OSは Ubuntu を推奨
- Docker を入れる ― 多くのVPSはアプリテンプレートから1クリック。無ければ
curl -fsSL https://get.docker.com | sh - NocoBase を起動 ― 上の compose ファイルを置いて
docker compose up -d - ドメインとHTTPS ― Caddy か Nginx Proxy Manager でリバースプロキシ(Let's Encrypt 自動)。独自ドメインが無ければ XServer ドメイン
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このソフトが動く VPS プラン(必要メモリ 2GB 以上)
| サービス | プラン | 月額(目安) | |
|---|---|---|---|
| ConoHa VPS 最安 | 2GB | 980円〜 | 公式サイト ↗ |
| シンVPS | 2GB | 990円〜 | 公式サイト ↗ |
| XServer VPS クラウド | 4GB | 2,068円〜 | 公式サイト ↗ |
※ 月額は12か月契約の通常価格(税込・月額換算)の目安です。キャンペーン価格・初期費用は各社の公式サイトで確認してください。PR
kintone と比べていくら安くなる?
| 人数 | kintone(年額) | NocoBase セルフホスト(年額) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 12,000円 | 11,760円 | −240円 |
| 5人 | 60,000円 | 11,760円 | −48,240円 |
| 10人 | 120,000円 | 11,760円 | −108,240円 |
| 30人 | 360,000円 | 11,760円 | −348,240円 |
※ kintone は ライトコース 1ユーザー月額1,000円、スタンダードコース 月額1,800円、ワイドコース 月額3,000円(いずれも税抜。消費税10%を加えるとそれぞれ1,100円・1,980円・3,300円)。最小契約はライト・スタンダードが10ユーザー、ワイドが1,000ユーザー。年額はライト12,000円・スタンダード21,600円・ワイド36,000円(1ユーザー・税抜)。外部サービス連携・プラグイン・JavaScript/CSS カスタマイズはスタンダード以上。初期費用なし、30日間の無料お試しあり、セルフホストはConoHa VPS 2GB(月額980円)で試算。運用の手間・バックアップ・ドメイン代は含みません。
自分で入れるのが難しいときは
NocoBase のセルフホストは、VPS の契約・Docker・ドメインと HTTPS・バックアップと、決めることが少なくありません。OSSMatch を運営する合同会社Edel Hearts では、サーバーの用意から初期設定・日本語化・バックアップと更新の仕組みづくりまでをまとめて代行しています。掲載している OSS は、実際に自社のサーバーで動かして確認しています。
NocoBase の導入を相談する ↗相談は無料です。内容を伺ってから、費用と期間の目安をお伝えします。
ローコード・BaaSの他のOSSと比較
| ソフト | ★ Stars | 最終更新 | 日本語UI | 必要RAM | 難易度 | ライセンス |
|---|---|---|---|---|---|---|
| NocoBase(このページ) | 24,807 | 2日前 | 100% | 2GB | ふつう | NocoBase License Agreement(ソース公開型) |
| Supabase | 114,445 | 19時間前 | 未検出 | 4GB | むずかしい | Apache-2.0 |
| PocketBase | 61,611 | 1週間前 | 未検出 | 256MB | かんたん | MIT |
| Appwrite | 57,854 | 18時間前 | あり | 4GB | ふつう | BSD-3-Clause |
よくある質問
NocoBase は無料で使えますか?
Community 版は無料で、ユーザー数・アプリ数・レコード数に上限はありません。ただし自社内向けのアプリ開発用で、NocoBase のブランド表記が必要です。ブランドの差し替えや外部データベースへの接続は Standard 版(800ドル)、承認などの高度なワークフロー・シングルサインオン・顧客向けのアプリ開発は Professional 版(8,000ドル)、クラスター構成などは Enterprise 版(要問い合わせ)です。いずれも買い切りで、アップグレード期間は1年です。
オープンソースですか?
ソースコードは公開されていますが、ライセンスは独自の NocoBase License Agreement です。Apache-2.0 を取り込みつつ、ブランド表記の削除や SaaS/PaaS としての一般提供を禁止する追加条件があるため、OSI(オープンソースの定義を管理する団体)が承認したライセンスではありません。商用で使う場合は LICENSE.txt を確認してください。
日本語で使えますか?
画面は日本語に対応しています(locales/ja-JP.json)。2026-11-01 時点で約1,390 項目が英語のまま残っており、一部の画面は英語で表示されます。公式ドキュメントと README には日本語版があります。
どんなサーバーが必要ですか?
公式ドキュメントでは、単一ノードで最小 CPU 1コア・メモリ2GB、推奨 2コア・4GB 以上です。本番は Ubuntu LTS・Debian などの Linux が推奨されています。データベースは PostgreSQL 16・17、MySQL 8.0、MariaDB 11 の構成が案内されており、Docker Compose で起動できます。公式イメージは amd64・arm64 に対応しています。
kintone の代わりになりますか?
データベース型の業務アプリを画面で作り、権限やワークフローを設定するという点では近い使い方ができます。ただし承認フローやシングルサインオンは有料版で、kintone のアプリやデータを直接取り込む公式の移行機能は確認できていません。国内の導入支援や連携サービスの数も kintone ほど多くはありません。